用語の整理から、排出量の算定、削減の手段、カーボン制度と資金、目標と開示、気候科学と法規制まで。「何を、どの順で進めるか」を記事40本で体系化した入口ページです。
自社の状況に近いところから読み進められます
脱炭素の基礎
7本
まず言葉を揃えます。似た用語が多く、社内で話が食い違う原因になりやすい領域です。
排出量を算定する
6本
削減の前に「いま何トンか」です。算定の精度が、後の目標設定と開示の質を決めます。
削減の手段
8本
打ち手には順序があります。省エネ→再エネ→証書・オフセットの順で考えるのが基本です。
カーボン制度と資金
9本
排出に価格がつく仕組みと、移行を支える資金です。2026年度からの実務に直結します。
目標設定と開示
5本
対外的に「どこまで、いつまでに」を示す段階です。信頼される書き方が問われます。
気候科学・国際枠組み・法規制
7本
前提となる科学と国際合意、そして日本国内で直接かかる法律です。
脱炭素の担当になったとき、最初に迷うところ
「脱炭素」と「カーボンニュートラル」はどう違いますか?
脱炭素は「CO2排出を減らしていく方向性」を指す広い言葉で、カーボンニュートラルは「排出量と吸収・除去量を差し引いて実質ゼロにする状態」を指します。ネットゼロはCO2以外の温室効果ガスも含めた実質ゼロを指すことが多く、厳密には対象範囲が異なります。社内資料では、どの意味で使うかを最初に定義しておくと混乱が減ります。
何から始めるべきですか?
排出量の算定です。Scope1・2から始めて、次にScope3の主要カテゴリへ広げます。算定ができていないと、目標も打ち手も根拠を持てません。算定と並行して、省エネ(使う量を減らす)に着手すると、投資回収の見込みが立ちやすくなります。
中小企業でも対応が必要ですか?
取引先からの要請という形で必要になるケースが増えています。大企業がScope3の算定・削減を進める過程で、サプライヤーに排出量データや削減計画の提出を求めるためです。規模に見合った範囲から始めれば十分で、まずは電力使用量の把握と省エネから入るのが現実的です。
再エネ100%はどうやって実現するのですか?
自社発電(オンサイト)、PPAによる長期調達、再エネメニューの購入、証書の調達という4つの手段の組み合わせで実現します。コストと追加性(新しい再エネを増やす効果)のバランスで選び方が変わるため、環境価値の考え方をあわせて理解しておくと判断しやすくなります。