世界のESG先進企業 特集|国内外の事例に学ぶサステナビリティ経営

SPECIAL FEATURE | 世界のESG先進企業

世界のESG先進企業 特集|11社の分析から読み解く

ESG・脱炭素で先行する企業の姿は一様ではありません。事業構造そのものを転換した企業、本業にサステナビリティを織り込んだ企業、ミッションを所有構造にまで反映した企業、そして評価が分かれる複雑な事例——。国内外11社の分析記事から「評価される経営とは何か」を多面的に読み解きます。

11社の分析4つの型2026.08更新
11社を一覧で比較

業種・地域・テーマ・評価ポイント・論点を横並びで確認できます

企業 業種 地域 主なESGテーマ 評価ポイント 論点・リスク
花王 日用品 日本 製品・水・気候 CDP最高評価を継続 —
キリン 飲料 日本 水資源 10年連続で水の最高評価 原料産地の水リスク
富士フイルム 化学・素材 日本 水・脱炭素 事業転換で高評価 —
トヨタ 自動車 日本 マルチパスウェイ HVの実績 BEV移行・政策姿勢
Ørsted 電力 デンマーク 脱炭素転換 石炭→世界最大級の洋上風力 米国洋上風力の逆風
Schneider Electric エネルギー管理 フランス 本業統合 最も持続可能な企業の常連 貢献排出の算定
IKEA 小売・家具 スウェーデン 循環・気候 2030クライメートポジティブ 大量供給モデル・木材調達
Patagonia アパレル 米国 ミッション経営 全株を環境信託へ 非上場ゆえ再現性は限定
Tesla 自動車 米国 EV・蓄電池 製品の脱炭素貢献 S/G・ESG指数除外
Unilever 消費財 英蘭 サステナ経営 USLPの先駆者 目標の現実路線修正
Nestlé 食品 スイス 再生農業 規模・調達網 実効性・Scope3
Iberdrola
解説記事は準備中
電力 スペイン 再エネ・送電網 再エネ電力の世界的リーダー 巨額投資・系統制約
Maersk
解説記事は準備中
海運 デンマーク 削減困難分野 グリーンメタノール先行 燃料供給・コスト
2

脱炭素転換・本業統合のグローバル企業

3本

「何をやめて、何を始めたか」が明確な企業です。転換の道筋そのものが参考になります。

よくある質問

他社事例を自社に活かすときのポイント

他社事例は、どう自社に活かせばよいですか?

マテリアリティ(何を重要課題としたか)と、その判断理由に注目することです。打ち手そのものは業種や規模で変わりますが、「なぜその課題を選んだか」の考え方は自社にも移せます。数値目標や施策をそのまま真似ると、事業構造が違うために続かないことが多いです。

評価が高い企業は、本当に環境負荷が小さいのですか?

必ずしもそうではありません。多くのESG評価は業種内の相対評価で、「同業他社と比べてリスク管理ができているか」を見ています。絶対的な環境負荷の小ささを示す指標ではないため、評価スコアと実際の排出量は分けて読む必要があります。

論点のある企業を取り上げているのはなぜですか?

成功例だけを並べると、実務の判断材料になりにくいためです。TeslaやUnileverのように、評価が分かれる事例からは「どこで無理が生じるのか」が見えます。自社が同じ壁に当たる前に知っておく価値がある、と考えています。

この特集の次により多くの企業を業種別に読むなら企業ESG分析、評価の仕組みはESG評価の記事へ。

本特集は各社・各機関が公表した情報に基づく解説です(2026年8月時点)。数値・評価は時点により変わります。特定企業への投資を推奨するものではありません。